IDCF主催 NOAHユーザ会 に参加してきた。

6月30日(金)18時から IDCF新宿本社ビルにて
記念すべき第一回 NOAHユーザ会が開催されました。

新しい セルフ型NOAHの紹介も兼ねているということだったので、
お話を聴きに行ってまいりました。

ちょっと遅刻してしまいまして、
席に着いた時にはもう始まっていました。

RightScale

RightScale社が提供するWEBサービス

Amazon EC2 などのクラウドサービスを抽象化して管理する為のもの。
(ここで言うクラウドはおそらくIaaS)

Amazon EC2を始めとするパブリッククラウド
EucalyptusやOpenStack,CloudStackを使ったプライベートクラウド
これらのAPIを使って 共通の管理画面を用意する。といったイメージ。

クラウドサービス利用のリスク

クラウドサービスは高可用性をうたっているし、可用性は高いと思います。
ですが、一度止まると影響範囲がデカイというイメージもあります。
最近ではAmazon EC2も停止した事例があるようです。

一つのクラウドサービスに頼り切ってしまうと、
クラウドサービス自体に問題が発生した場合、運用しているサーバが全て停止する。
といった事も想像が出来ます。

それを回避するために、クラウドサービスをいくつも併用することが考えられるわけです。

管理の煩雑さ

多数のクラウドサービスを併用していった場合、それぞれのWEB GUIが用意されていて、
サーバのデプロイなども手順が違ってきてしまいます。

多数のクラウドサービスに対して、共通したWEB GUIを提供するのがRightScaleのようです。

レポートは課金の状況や、ユーザ操作のログなども管理出来る。
プリセットされたサーバ設定のロード。
スクリプトによる構築、運用にまつわる作業の自動化。
リビジョン管理でテンプレート、スクリプトを効率的に管理。
といったことも出来るそうです。

サーバテンプレートは作成して売る事が出来るマーケットが用意されていて、
テンプレートを売っているらしい。

感想

NOAHユーザ会で話をしたってことは多分、NOAHでも使えるって事なんだと思います。
CloudStackも対応してるって話でしたし。

一番日本市場に響くのはプライベートクラウドパブリッククラウド
ハイブリッドクラウドを実現しようとしたときじゃないかなー、と感じました。
パブリッククラウドだけで運用するリスクをプライベートクラウドで補う形。
ハイブリッドクラウドが良い手とされているみたいなので、
共通した管理が行えるRightScaleは便利なのではないかと。


Hadoopの話

Hadoopの話は 聞いていてもよく分かりませんでした。

yahooでの実例ということだったのですが…。

大規模なサイトでは ログも大量に残る。
これを解析しようとすると1台のサーバを使って解析するのでは、時間が掛り過ぎる。
大規模分散処理システムであるHadoopを使用して、
アクセスログ解析や、データマイニングなどを行っているとのこと。

検索インデックスの生成なども行っているとのこと。

感想

処理を大規模で早く処理するというのは良いとして、
データをどうやって解析するか、といった話が大変そう。

NOAHの話

現在提供されているマネージド型NOAHは 2009年の6月から提供開始されたサービス。
今年でちょうど2周年。

あとは頂いた資料通りのお話でした。

懇親会で聞けた話。
価格は マネージド型NOAHよりも人件費が掛からない分、安くなる。
月単位の契約は 定額制。プランはいくつかある。
回線の太さとVMの台数でプランが分かれている。

マネージド型NOAHとは違い、プライベート接続は出来ない。
今回のセルフ型NOAHはなるべく管理の手をかけないサービスの提供を念頭においているらしい。

自動マイグレーション は 何を契機として実行されるのか?
マイグレーションすると どの時点までデータが巻き戻るのか?
を質問中。返答待ち。